どうやったら成績が上がりますか、それを聞きたかった

「どうやったら成績が上がりますか」
子どもたちからその言葉を聞いた時、ぼくの気持ちはさながらブラックジャックだ。

母親の治療にかかるお金が3000万円だと言っても「いいですとも! 一生かかってもどんなことをしても払います! きっと払いますとも!」と言われた時のブラックジャックの気持ちだ。

そう、それが聞きたかった。

だからといってブラックジャックのように授業料を無料にするようなことはない。授業料をそんなことしたら生きていけなくなるし。そこはまだブラックジャックほどの寛容さではない。あくまで気持ちだけだ。

さきの言葉のなにが嬉しいかというと。
子どもたち本人が心から勉強に関するモチベーションを示しているからだ。
人に勉強を教えるとは、どこまでいってもその子に対するサポートの域をでない。
結局は勉強を行うのは子どもたち本人だからだ。

本人からまっさらな希望として成績を上げたいと心から思えるようになればあとは、目の前のことをやっていくだけというフェイズに入る。
そこからがようやくスタートラインにたったという感じ。あとはその子に足りない問題であったり、勉強計画を遂行していけばいい。しかし、そのスタートラインに到達するまでが一番難しい。

だからこそ、心から思う。それが聞きたかったと。