買い物は手軽で危険な自己実現

今欲しいものが沢山ある。
本やバイク、ソファ、カーテン、エプロン、電気シェーバー。

欲しいものの多くは、自分の生活を心身ともに豊かにする。
いままで多くの失敗をしてきたけれど、生活をよりよい方向へ向けるきっかけとして買い物という行為はとても楽しい。

ぼくは欲しいものを全てamazonの欲しいものリストに入れている。
欲しいものを忘れないために、といった側面もあるけれど、実際にはそれが本当に欲しいものなのかどうか明らかにしたいからだ。
どんどん増えていくリストだけれども、なかにはリストに入れてある程度時間が経過すると、案外必要なかったと気づく。

欲しいものをどこかに記しておかないと、頭のなかで反芻し始めて、その商品が欲しくて本当に必要なものだと強く意識し始める。だから一度忘れることが必要だ。
欲しいものをその都度買っていたらいくらお金があっても足りないし、買えるものだけ買ったとしても大変なことになってしまう。だから先に述べたように、ある程度自制する仕組みを導入している。
いまのところ、欲しいものリストに入れて実際に購入したのは3割くらいだ。

ぼくにとって物欲は自然と湧き出るもので、すこし恐れている感情だ。
何かをしたわけでも何か成長したわけでもないのに、買い物することでなにか自分が成長したような、すごいことをしたような気分になってしまう。
お金を対価として支払って商品を受け取る行為なのに、自分の虚栄心や自分の能力の成長と関連させてしまいそうになる。
それが止まらないことが一番怖い。

だからこそ買い物は楽しくて手軽で、すこし危険な行為になっている。