正論を言った奴の負けなんですよ

水曜どうでしょう原付日本列島制覇での大泉洋の言葉だ。
続けて、どうでしょう(の番組そのもの)に関して、「悪がはびこらなかった時はない」とも言っている。

この言葉は痛快にどうでしょうの雰囲気を表していてぼくは大好きだ。
北海道にいたころにどうでしょうは道民にとっての基礎教養だと知ったので見始めたわけだけど、北海道を離れた今でも好んで繰り返し見ている。

この番組が面白いのは、大泉洋が出演者やディレクターから原付で日本横断をさせられたり、アラスカのユーコン川で川下りさせられたり、突拍子もなく散々な目に遭わされることだ。そしてなにより、その散々な目を仕掛けた出演者・ディレクター自身が一緒にその散々な目を体験している点が、番組全体の和気藹々とした雰囲気につながっていると思う。
表現を変えるならはびこらせた悪をそのまま全員が自ら引き受けている。

どうでしょうから学んだことはたくさんある。
寒空のドイツの道端ではレンタカーで寝てはいけないこととか。食べる予定のないパイ生地は焼いてもらうべきではないとか。
アクセルをふかしたカブのギアをいきなりローに入れてなはならないとか。

でも結局一番ためになるのは、その場では正論よりも面白い展開になる言葉を発したものが一番偉くて、流れそのものがそうなっていくということだ。