思考をたどる教え方

勉強を教える上で、高い確度で効果のある指導法がある。
それは、子どもたちに合った問題をぼく自身がどんな思考をしながら解いているのか、全て言葉にしながら解いて見せることだ。

問題を解くときにどういう風に当たりをつけていくか、その思考の過程を知るだけでも大きい。

ここはセオリー通りに解けそうだ。とか、問題文に「すべて選べ」と書かれているから絶対に複数答えがあるよね。とかこの計算はミスしやすいから注意しながら解いていこう、みたいに。

実況者みたいに自分の思考全てを頭の中から垂れ流しにする。
実際に解いてみることほど時間あたりに多くの情報を詰め込むことはできない。

じゃあ誰に対してもそれをすれば良いのかといえば、そいうわけでもない。
まずそのスタイルはぼく自身が見られる子どもたちの数が限られている。
さらには手取り足取りになりすぎるとその子の独学に対するやる気を損なってしまう。

あくまで勉強は当人の当人による当人のためのものだ。
そこは揺るぎないし、手を出しすぎも出さなすぎも良くないわけで、そこグラデーションのどこに立つかが難しい。

今ではYouTubeを検索すればセンター試験を実際に解いてみる動画があったりする。多くの人が取り組むテストに関してはそこまで実際に解いてみるアーカイブが残っている。

ぼくがやっているのはそういったものから取りこぼされた目の前の問題を一緒に解く部分だ。